ロードバイク:ノーマリストの持ち物
ノーマリストのyogiです。
今回はロードバイクについてです。
私はすごく運動音痴なので小学校3年生くらいまで自転車に乗れませんでした。
小学校で自転車講習があった際もじぶんだけ乗れず、肩身の狭い思いをしたことを覚えています。
その反動か、社会人になってからはかなり乗ってます。
◼︎1台目:Giant
最初にちゃんとした自転車を買ったのは、社会人2年目。友達と、その当時住んでた埼玉から兵庫県の甲子園まで自転車行こうとなり、買いました。
その時は約600kmを6日間かけて行くという、今思えばかなり緩い企画です。
今だったらリュック1つで行きますが、当時の自分にとっては壮大な冒険だったので、半年かけて日本一周するくらいの装備で挑んでました。
荷物もそんな感じなので、その時に買った自転車がGiantのGREAT JOURNEYです。
※Giantのサイトから持ってきました。乗っていたのは濃いグレーで、前の鞄は付いていませんでした。
グレートジャーニーって名前が中2ぽくて大好きです。マウンテンバイクとロードバイクの中間くらいです。
この自転車は大阪から帰ってきてすぐに売ったので、3ヶ月くらいしか乗ってません。
◼︎2台目:Panasonic
ただ、これを手放した後も毎年春になると自転車に乗りたくなり、我慢し、また乗りたくなりを3年くらい繰り返した後にようやく次のを買いました。
この時に本気で悩んだので、自転車メーカーはまぁまぁ詳しくなりました。
・見た目がかっこいい
・やろうと思えば世界一周できるもの
・一生乗れる
という条件で探し、上のバーが水平で細身のホリゾンタルフレームが自分はカッコいいと思う事がわかりました。そしてこのホリゾンタルフレームはクロモリという金属で作られる事が多いのですが、このクロモリが都合良く、世界一周に向いている事がわかりました。
自転車の素材はカーボン、アルミ、クロモリの3素材が一般的です。カーボンは軽くてこいだ力がダイレクトに伝わるので、早く進むのですが、転んだり力が加わった時に折れてしまい修復不可になってしまいます。これでは世界一周はできません。
アルミもカーボンの次に軽いのですが、折れてしまった時に溶接できないので、超長期間の旅には向いていません。
そしてクロモリです。この中で1番重いのですが、鉄なので溶接可能です。世界中のどこでも治せます。またこの中で1番柔らかいので、衝撃を吸収してくれて、長時間乗っていても疲れにくいです。これで「クロモリのホリゾンタルフレーム」まで決まりました。
フレームは簡単に見つけられるブランドだけでも数十あるので、そこから絞るのは大変です。ただふと他に付いてるパーツを見ると、ブレーキや変速機のメーカーは、中堅ランクの完成車を買うなら日本のシマノ一択です。
ファッションで考えた時に、複数の国のデザインを混ぜることをあまりカッコいいと思わないので、自転車にもその考えを適用し「日本メーカーでクロモリのホリゾンタルフレーム」で探しました。
ここまで来ると、最後はわりとアッサリ決まりました。まず日本ぽい名前でも海外に買収されていたり、国内で生産してないメーカーを除く、一生乗るためにデザインが変わらず、会社も潰れなさそうな所。そうやって選び残ったのがPanasonicでした。
Panasonicのクロモリ、通称パナモリは90年代にツールドフランスに出ていた時のデザインのままです。またフレームもオーダーメイドなので、自分の身体に完璧に合います。以上の事からパナモリを買い、日本を一周半くらい乗りました。
◼︎3台目:LOOK
あんだけ選び抜いて一生モノとか言っていたのに3台目です。。
旅の為の自転車という観点では日を跨いでの長距離という意味ではパナモリは最強なのですが、トライアスロンを始めたので、1日で走れる程度の長距離を考えた時に、新しいのが欲しくなってしまいました。
後は婚活中だったので、結婚したら高い自転車が買えなくなるなと思い、焦る気持ちもありました。
今回のテーマは
・思いつく中で1番良いのを作る
です。
選択肢として出たのは
・以前から見た目が大好きなLOOK
・全部カンパニョーロで揃えるなら、フレームもイタリアがいいのでデローサ
・ヒルクライムが好きなので、ただただ軽量な自転車
ただ最後は見た目が勝ち、LOOKにしました。LOOKの中でも、エアロロードというちょっと重いけど直線を早く走る事ができる795、軽くてヒルクライムに適した785があります。
自分の使い方を考えると785なのですが、795のエポックメイキングなフレームの見た目に負け、最終的に795の中でもさらに尖ったLOOK795AeroLightにしました。
フレーム以外にもハンドル、ペダルはもちろんLOOK 純正です。
タイヤ、ホイールはLOOKと同じくフランスのMAVICのカーボンクリンチャー、サドルはセライタリア、ディレイラーは現状電動で1番軽いSRAMのeTapです。
普通に新車買える金額ですw
これ買って思ったのが、自転車のスペックなんてほんの味付け程度で乗る人のスペックが9割だなと。
とは言え性能の違いは確かにあり、まっすぐ進んでいる時の安定感が全然違います。ちょっと長めの下り坂で漕がずに60km/h出た時は、性能を思い知りました。(体感的にパナモリだと48kmくらいしか出なさそうな所でした。)
あとは今回パーツまで全部選んだので、パーツに詳しくなり、他人が乗ってる自転車のこだわりを見抜くことが出来るようになりました。やっぱりモノは見れば見る程、見方が分かるので楽しいですね。
自転車などノーマルなアイテムに徹底的にこだわってみるのも良いのではないでしょうか。