コムデギャルソンのWONDERWOOD:ノーマリストの持ち物
ノーマリストのyogiです。
今回は自分の匂いについてです。
以前「フランス人は10着しか服を持たない」を読んだ時に、フランス人は自分の匂いを持っているということ知りました。
プルースト効果でも分かる通り、匂いは5感の中で一番記憶に残る感覚です。
皆さんも街ですれ違った人が、昔の彼女と同じ香水を付けていた時にふとその人のことを思い出すことは無いでしょうか。
私も「この匂いはyogiだ」と思ってもらえるように、自分のブランディングの意味も込めて毎日香水を付けています。
■自分の匂いとは
自分のノーマルとする匂いを求めて探している中で、そもそも安定して購入できないものであったり、期間限定の香りは永続的ではないのでNG。
永続的な物を探していたのですが、最古の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラはちょっと女性っぽくて自分らしくない。ペンハリガンのブレナムブーケはこれだ!と思い、しばらく付けていたのですが、持続時間が短く自分の匂いとしてアピールできない。マルジェラの名前は憶えていないのですが「無臭」みたいな名前のさわやかな香水は、画期的で匂いも好きなのですが、アピールが弱く、かつ人気過ぎて安定的に付けることができない。
■自分が好きなのはウッド系
と、色々試しながら自分の好きな香水の成分を突き詰めていくと、自分はウッド系が好きなのだということが分かりました。そしてウッド系に絞って永続的に続きそうなブランドで見て、一番自分に合っていると思ったのがコムデギャルソンのWONDERWOODです。
WONDERWOODは名前の通りウッド系です。匂いもコムデギャルソンぽいせいか、慣れ浸しんだ匂いという感じですっと入ってきます。コムデギャルソンに行けばどこでも買えるし、ギャルソンの香水は過去の物も販売され続けているので、多分無くなることは無いです。
ただ1つ最大の難点がみんな知ってる匂いというところ。多分これ見ている人も「散々語ってWONDERWOODかよ」と思っているでしょう。僕もたまに街ですれ違うので、UNIQLOのTシャツ着て、柄が被った時のような気まずさがあります。
■自分の匂い
まぁでも1つの物を使い続けるとそれなりに効果があり、会社でも「良い匂い」「匂いでいたことが分かる」と女性社員に好評をいただいています。(男はあまり気付かない)前職の人に会っても「懐かしい匂い」と言ってもらえるので、「自分の匂い」という役割は十分果たせているかと思います。
職場で香水を付けることの賛否はあると思うが、営業の方など相手に覚えてもらうことに意味のある職種の方ほど、(香水嫌いの人を不快にさせない範囲で)プルースト効果を仕事に役立ててみてはいかがでしょうか。